さっき思い付いたおはなし
ちょっとした物語です
半分実話?
電球色
私は夜の街を歩いていた。夜だから当然空は暗いし街も暗い。でも暗いのはいつものことだし、特別変なこともないからずっと歩いていた。
しばらく歩いて、少し外れたところに来た。この辺は高い木が続いててちょっとした通りみたいになってる。そこで私は電気が付いてる建物を見つけた。
あれ、なんで電気が付いてるんだろ?
そういう疑問も少しはあったけど、先に気を引いたのは明かりの色だった。それはなんだか懐かしくて、落ち着いたような気分になる色。でも、なんだか言葉ににできない不安定な感じが少しする色。
私は吸い寄せられるように電球の元へ向かった。今にして思えば、少し考えが浅かったかな?でも、結果はそんなに変わってなかったと思う。なにせ明かりの付いてる建物なんてそこしかなかった。行くしかなかった。
結局、そこにいたのは人だった、もう人じゃなくなってた生き物。この世界ではよくあることだ。私は返り血を流すこともなくまた次の街へ。そうしないと私も生きていけない。
この世界では、ね。