わくのメモ

日頃ふと思い付いたことを書きます。

人間関係のおはなし

 皆さんは人間関係で悩んでいますか?時には関わりたくないくらい嫌な人っていますよね。

 今回はそういう人間関係の面倒くさいところとかの話です。

 

半分実話です

 

素顔

 ああ、遅刻だ。寝坊した。でも急げば授業開始から5分遅刻くらいで済みそうだ。

 いつもは早めに来て前の方の席に座るから、一番後ろの席なんて初めてだった。後ろの方はやはりやる気なさそうな人が多いかな。

 授業が終わって帰ろうという時に、隣の席の人と荷物がぶつかった。よくあることだ。さて昼飯食べに行こうかな。

 そう思って教室を出るところで

 ちょっといいかな?

 なんか声を掛けられたみたいだ。なんだろう

 今ぶつかりましたよね?

 なんか機嫌が悪そうだし、思い返すと舌打ちされてた気がする。大人しく謝っておくのが良さそうだな。

 あ、すみません

 こういう時はなんか言うもんでしょ、まったく

 これはムカつく。結局、その日は夜までイライラしていた。なんだよアイツ…

 

 どうやら今回もダメだったみたいだ。被験者を変えて次の観察を続けろ。

 わかりました。

 

 私はこの研究所でバイトをしている。ここでは不思議なことをしている。見る限り、被験者は現実ではサルであるものを、人間として見るようにされているらしい。傍から見ているとサルに対してイライラする被験者は滑稽だ。実験の目的はわからないけど、現実と幻覚の違いを認知できる被験者を探しているらしい。

 

 サルにイライラするなんて馬鹿なやつらだ